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Take

wa様式ホームとその派生アドオンのネーミングルールと拡張状況

更新日:2023年1月29日

このHPでは初めましてとなります。Takeと申します。

wa様の「旅客用プラットホームセット」を拡張させていただいているものでございます。


この記事では、旅客用プラットホームセット(とその拡張ホームのネーミングルールを自らのための備忘録を含め、まとめていこうと思います。


 2016-2017年に一度アドオンを制作したのですが、その際のネーミングのルールには本家wa様式ホームに倣っておらず、2023年、積雪対応・描画修正も兼ねて一部pak名をルールに倣ってネーミングをし直しました。

 ネーミングを明確にルール付けしておかないと管理が大変・pak名が被る可能性があるという背景からこのようになりました。なお、他のアドオン作者の皆様ににネーミングを統一してほしいという意図は一切ございません。


<名前の付けられ方と区別方法>

 simutransのpak名は、英語で指定されています。wa様のプラットホームアドオン名は基本的に「wa-(タイプ名)-(数字)(アルファベット)」で構成されています。

 wa様のプラットホームアドオンは「数字」によってホームの屋根タイプ、「アルファベット」によってホームの形態が決まっており、言ってしまえばこの数字とアルファベットだけでどのようなホームかが日本語化されずともわかるようになっています。

 では、「タイプ名」・「数字」・「アルファベット」・「日本語名」についてそれぞれ確認していきましょう。


<タイプ名>

さて、いきなり「タイプ名」と題していますが、この本家「旅客用プラットホームセット」には2パターンしかありません。


1つ目が「platform」、2つ目が「footbridge」です。

後者の「footbridge」は跨線橋、本家のセットに含まれている、跨線橋以外のホームは全て「platform」となっています。


私どもが拡張したアドオンの中には、この「タイプ名」部分に別の単語を入れているアドオンもありますが、これについては後述します。


<数字のルール>

 本家「旅客用プラットホームセット」のアドオンに振られている番号は0~4の5種類です。

 「数字」と「日本語化された後の名前」は以下の通りです。


0:屋根無しローカルホーム

1:屋根無しホーム

2:屋根付きホーム1

3:屋根付きホーム2

4:屋根付きホーム3


上の画像は、左上から0,1,2,3,4番です。

 1番のホームに茶色の屋根を付けたホームが2番、桃色の屋根を付けたホームが3番、0番のホームに屋根を付けたホームが4番となります。pak名に含まれている数字だけで、どんなホームかが大まかに推測することが可能です。

 ちなみに、本家「旅客用プラットホームセット」では、footbridgeに続く数字は「1」だけです。屋根付きの跨線橋ホームは本家に存在していません。


私どもが拡張している一部セットでは、0番のホームを「盛土ホーム」と呼称しているため、この点に関してはルールに倣ってないと言えるでしょう。


<アルファベットのルール>

 本家「旅客用プラットホームセット」のアドオンに振られているアルファベットは、b,u,s,d,f,nの6種類です。

 このうち、「platform」に続くアルファベットは「b,u,s,d,f」、「footbridge」に続くアルファベットは「n」となります。

 「アルファベット」と「日本語化された後の名前」は以下の通りです。


「wa-platform」

b:待合室有/駅舎有

u:構内踏切有/階段有

s:壁面有

d:両面式

f:拡張

「wa-footbridge」

n:奥向き


 fの「拡張」とは所謂コンコース、1マスすべてがホームで覆われているもの、nの「奥向き」とは跨線橋が逆向きであることを表します。跨線橋の階段が手前側(=東・南側)に降りているホームに関しては、特に追記がありません。


 上の画像は、「1」(=屋根無しホーム)での各アルファベット例です。

 左上から(wa-platform-1-)b,u,s,d,f、1マス空いて(wa-footbridge-1)アルファベット無し,nとなります。



 「数字」が「2」(=屋根付きホーム1)となった場合の各アルファベット例です。

 基本的に並びは一つ上の写真と同じとなります。屋根が付いた場合、待合室は駅舎に、構内踏切は階段に姿を変えます。両面ホームとコンコースとなるアドオンには屋根が付いただけでその他に大きな差はありません。


 本家「旅客用プラットホームセット」は、ここまで記した通りのルールをもとにpak名が割り振られているということがわかりました。

 そして、こちらが本家「旅客用プラットホームセット」のアドオン内容となります。以上のルールを参考にすれば、「platform-2d」という文字列から、それは茶色い屋根の両面式ホームであることがわかります。


 さて、とても高クオリティのwa様のアドオンですが、例えばくし形終着駅のように、n+1面n線のホームを作ろうとすると、本家のアドオンだけでは壁の無い面が出来てしまいます。これをどうにかして解消したい、と思ったのが私がwa様のアドオンを改造したきっかけです。

 その後は、「踏切ホームに壁がない…」「跨線橋ホームに壁がない…」「跨線橋ホームに屋根がない…」等の思い浮かんだ改造案をアドオンで形にしていきました。

 では、私たちが改造したアドオンのネーミングルールはどういうものなのか、改めて「備忘録」として書いていきます。


<公開中のwa様のホームを改造したpakセット名>


基本的には、上記の5種類となります。


<タイプ名>

 基本的には「platform」「footbridge」の2種類ですが、跨線橋拡張セットに「stairs」と「passageway」の2種類が存在しています。「stairs」は跨線橋の階段部分のみ、「passageway」は跨線橋の通路部分のみがホームに付属しているということを表しています。この後者2種類については、この記事でこれ以上の追及は致しません。


<数字>

 ホームの屋根タイプを表す数字については、本家からの変更はありません。ただ、「3」(=屋根付きホーム2)のアドオンは少ない傾向にあります。理由としては、例え「2」(=屋根付きホーム1)のアドオンと同じ改造をしても色違いであるだけで、アドオンを増やすことになってしまうためです。


<アルファベット>

 本家のb,s,u,d,f,nに加え、以下の つのアルファベットをホームを表す記号として追加しています。


half:幅狭ホーム(1=屋根無しホーム・2=屋根付きホーム)

S:幅狭ホーム(0=屋根無しローカルホーム)

u_C:構内踏切(踏切がマスの中央)

y:黄線なし

nf:黄線閉じ柵無(黄線なしホームを黄線ありホームとつなげるため)

fe:柵付き封鎖


上記以外に、「柵をつける位置」や特定のホームを隣接させるために作成した接続ホームの「向き」を表す単語がpak名についていることがあります。

また、斜めタイル停留所に対応したpakには「-diagonal」の名がついています。


上記6種の記号上からが、下の画像左上からとなります。


 上記の機能を追加するアドオン以外にも、例えば壁面有(s)構内踏切(u)アドオンのように、複数の既存の要素を持ったアドオンを制作しました。




 大変横長になってしまいましたが、こちらが、2023年1月29日時点でのアドオンの拡張状況の表となります。他作者様の作品部分など、もし入力漏れ・把握漏れがありましたら大変申し訳ございません。ご指摘願います。この表をご覧いただければ、ある程度前提知識がある方であればどんなホームがあるのかが、ある程度ご理解いただけるのではないでしょうか。

 灰色で塗りつぶされているマスは、現時点では存在可能性がないアドオンとしていますが、例えば黄線無し跨線橋ホームは比較的簡単に作れるアドオンではあります。


 simutransという、オープンソースのゲームにて、自分が作ったアドオンにより(自分が思う)深い駅表現ができるようになっている、というのは大変面白いもので、これがsimutransの特長であり、楽しみ方の一つであると思っています。たくさん駅は置くものですが、それでも1駅ずつ見た目を変えるといったことをするためのアドオンだと思っております。


 それでも、まだまだ拡張の余地はあると思っております。もしこれを読んでいただいた方の中で、こういうホームがあったらいいんじゃないか、というご意見がございましたら、この記事のコメントやTwitterに書いていただければ…(と思うのですが、ルールとしてそのようなアイディアを求めるのはありなのでしょうか…?)


 まだいくつか拡張のパターンは思いついており、作成中のアドオンも少なからずございます。更新が続くかもしれませんが、このアドオンはいらないというものがあれば、無駄にアドオンを増やさないためにも皆さんのご自身の環境ごとで取捨選択していただければ幸いです。


そして、この改造元となったホームを作っていただいたwa様と、simutransのゲームを作られた開発者の皆様、プレイヤーの皆様に感謝いたします。 今後とも、何卒よろしくお願いいたします。


2023.01.29 Take

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